誘惑Javascript

スタイル目的のdiv要素をHTMLソースから除去してスクリプトで追加することについて、ご意見。

スクリプト実行後にも DTD 適合が要求される、というのはもちろん大前提として、自分はむしろ、HTMLに「」なところを入れるのは最小限にしておきたい、という欲がはたらきました。HTML文書を(スタイルシートやスクリプトとは切り離した)独立したデータとして扱うことを想定してみると、余計な部分は少ないほうがユーザにとってもよりよいことなのではないかな、と。

で、「WinIEに対してはスクリプトでacronymに書き換えるけど、ソースはあくまでabbr要素にしておく」、「WinIEに対してはスクリプトで引用符を追記するけれど、ソースは引用符なしでのq要素としておく」といった方法でHTMLを厳格strictなものにするのをよしとするならば、「余計なdivをはずしてWinIEに対してはスクリプトで追加」というやり方もまたありなのでは……と考えました。

いったんスクリプトの使用という手を知ってしまうと、他にもCSSの内容追加の代替など色々と使えるのではという誘惑にかられ、その反面スクリプトの非使用時との兼ね合いの考慮とか、なにぶん初心者なので自分がまだ気づいていない欠点があるのではという不安もあり……。が、まあ当面はWinIEが備えていない機能を補うという線にとどめておこうかなと思います。

(2002年6月27日)

北村曉 kits@akatsukinishisu.net