ソースコードのマークアップ2

……ソースコードのマークアップからの続き。取り敢えずリンク集は切り出しました。

コンピュータで使われる多くの言語では改行は空白文字の一つであり、「行」には意味はない、というのは承知のつもりでありました(HTMLやCSSもそうであることですし)。が、プログラムでエラーをチェックする際には行数でエラー箇所を示されることもあることから、「行の集合」ととらえる考え方もあるかと思いましたが……逆に考えれば、エラーチェックのような場合でしかソースを「行」で区分けする必要性はなく、Another HTML-lintはまさにその場合だった、ということになるでしょうか。

ともあれ、「ol要素で一行ごとに<li><code>〜</code></li>」というのは、「リストとするなら」という前提での思いつきなので、強くは主張しない方向で。

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意見を読んでいくうちに、<pre><code>〜</code></pre>に対する違和感は、そもそも今までcode要素をあまり使っていなかったことによるもののような気がしてきました。

冗長」に感じたというのは主観に過ぎないところでありました。それでも"fragment"という言葉に引っかかりを感じていたのですが、あるソースがそれ単体で機能するコードであったとしても、それがより大きなコードの一部となることは十分有り得ること。たとえ改行を含んでいても、ソースコードである文字列であればcode要素としていけない理由はない。

意味付けの点では、ソースコードがp要素内にあろうがpre要素内にあろうが、常にcode要素とした方が一貫性がありそう。

……というわけで、自分の意見をひいてくれたあのー( ̄△ ̄;さん藤山さんひろりんさんには申し訳ないですが、自分も<pre><code>〜</code></pre>方式へと傾いています。「今のところは」、と書いたときに感じた予感は当たっていたか……ううむ。

(2002年7月12日)

北村曉 kits@akatsukinishisu.net