text/htmlは非推奨か

徒委記内に作っていたapplication/xhtml+xmlなサイトというリンク集で、「application/xmlとの併用」の項目に以下のコメントが付記されていました(10月13日19時14分09秒時点)。

SHOULD NOTであるtext/html よりも適切なapplication/xmlとのコンテントネゴシエーション

何が非推奨SHOULD NOTなのかが曖昧なのですが、解釈としては以下の2通りが考えられました。

しかし、これらはどちらにしても正当な根拠のある主張とは自分には思えないのです。おそらくこれを書いた方(自分ではないです)はXHTML Media Types邦訳)を誤解しているのではないでしょうか。

前者に関して言えば、XHTML Media Typesの要約の表には、text/htmlメディア型について、HTML4なら推奨SHOULD、HTML互換のXHTML 1.0であれば可能MAYである旨が記載されており、text/htmlメディア型そのものが非推奨とはされていません。

後者に関しては(おそらくこちらの意だと思いますが)、XHTML Media Typesの3.2. application/xhtml+xmlに、以下の記述があります。

メディア型 application/xhtml+xml は XHTML 文書が XHTML UA に提供される際に使用されるべきである。XHTML UA 及び HTML UA 双方に対するサポートを希望する制作者は、コンテントネゴシエーションの利用によって、HTML 文書を text/html として、XHTML 文書を application/xhtml+xml として提供してもよい

文中で「XHTML 文書」と「HTML 文書」の言葉が使い分けられていますが、これは従来のHTML(HTML4以前)とXHTML(XHTML 1.0以降)を区別するためと思われます。そしてそれら2種類の文書を、コンテントネゴシエーションを用いて提供してもよい(MAY)としており、やはり非推奨とはしていません。それは原文のXHTML Media Typesが、HTML 4.01 Strict文書とXHTML 1.1文書とでコンテントネゴシエーションを用いて提供されていることからも明らかだと思います。

また、例えばここ徒書では同じXHTML 1.1の文書をtext/html、application/xhtml+xmlの2通りのメディア型で提供しており、これが非推奨であることは自分も承知しています。しかしそれは単に、XHTML 1.1文書をtext/htmlで提供することが非推奨であるだけの話であり、コンテントネゴシエーションの有無は無関係だと考えます。

XHTML Media Typesでは、旧来のHTML文書とは互換性の無いXHTML文書をtext/htmlメディア型で提供することを非推奨としていますが、そのことと、旧来のHTML文書をtext/htmlメディア型で提供すること、或いは旧来のHTML文書とXHTML文書とをコンテントネゴシエーションを用いて提供することとは、全く別の問題だと思うのです。

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というか、このような主張を当方のWikiで書かれるのは少々悩ましいところ。適切な記述ではないと思うので暫くしたら自分の方で訂正するつもりなのですが、単に消しただけでは更に上書きされそうな気もするので、何らかの説明は書いておきたいと思うものの、それはリンク集の主旨とはあまり関係の無い話だし、それとは別にここに書くネタのために自演したとか思われるとイヤだなあ、という懸念もあったりなかったり。