FMC Advent Calendar 2023 (2) 思考過程

この記事は FMC Advent Calendar 2023 10日目の記事です。前日はうえしゅうさんの FMC Advent Calendar 2023 9日目 でした。明日は Shota さんの2つめの記事の予定です。

北村曉 (@kits_) です。引き続き Block Building で (2) のスクランブルを解いていきます。

scramble

(2) R' U' F D2 F' B R2 U B2 R2 F' R' D2 L F2 D2 F2 D2 R' L2 U2 D2 F' R' U' F

EO探索

3軸の bad edge を確認したところUD軸でU面に3つ、D面に3つという感じでいい位置関係だったので、取り敢えず D' F2 U を試したところペアが3つ出来ていたので、そのまま探し始めてました。

skeleton まで

最初に見つけたのはこのようなルート。

D' F2 U //EO (3/3)
F2 R F' R2 //222 (4/7)
U2 F' L' F (L2) //223 (5/12)
L' B2 L B //F2L-1 (4/16)

ただこの F2L-1 の状態はLL(U面)のエッジ反転が多く、この先の手数がかかりそうだったので、一旦見直し。

次によさそうに思えたのが、2x2x2 の後で NISS した以下のルート。

D' F2 U //EO (3/3)
F2 R F' R2 //222 (4/7)
(B' L' B2 L2 U2) //223 (6/13)

これ自体はいまいちだったのですが、これは白緑赤の 1x2x2 を作るのにL面の回し方で色んなパターンがあるなと気づき、

(L B' L' B2 L2 U2)
(L B' L2 B2 L' U2)
(L2 B' L' B2 L2 U2)
(L2 B' L2 B2 L' U2) !

と探したところ、最後のパターンから更に NISS して

D' F2 U //EO (3/3)
F2 R F' R2 //222 (4/7)
(L2 B' L2 B2 L' U2) //223 (6/13)
L2 B2 //F2L-1 (2/15) !

と+2手での F2L-1 に辿り着けたので、最終的に以下の 21手3C1T を採用としました。

D' F2 U //EO (3/3)
F2 R F' R2 //222 (4/7)
(L2 B' L2 B2 L' U2) //223 (6/13)
L2 B2 //F2L-1 (2/15)
B L' B' L' B L2 B' //3C1T (7-1/21)

インサート

skeleton:
D' F2 U
F2 R F' R2
L2 * B' L' B' L' B L2 B'
U2 L B2 L2 B L2

* = L' F' L B' L' F L B //3C (8-5/24)

skeleton:
D' F2 U
F2 R F' R2
L F' L B' L' F B' L' B L2 B'
U2 L B2 L2 % B L2

% = U' F' U B2 U' F U B2 //Finish (8-1/31) 57:50

solution:
D' F2 U
F2 R F' R2
L F' L B' L' F B' L' B L2 B'
U2 L B2 L2 U' F' U B2 U' F U B' L2

インサートは1つ目は -5 と良かったのですが、2つ目が -1 といまいちで、最終的に 24 + 7 = 31 手の解となりました。

結び

この回ではあまり悩まずに上記の解が出せましたが、上を目指すなら EO からもっと多くのルートをチェックできるようにならないといけないのだろうなと思います。まだまだ1つ解を出すだけでも時間一杯使ってしまいますが…。