ハリー・ポッター

原作を読んで面白かったので、読み終えたその日のうちに『ハリー・ポッターと賢者の石』の映画を観に行く。

映画もまた面白くあったのだが、原作とくらべると話を端折りすぎだという印象が観ている間ずっとついてまわる。とくに、ヒキガエルの主ネビル少年にはもっと活躍してほしかった。彼の失敗するところをもっと見せてこそ、終盤のエピソードが生きてくるのに。と書いてみたが、失敗するところを見せるのは活躍とはいえ(わ)ないだろうか。

ともあれ、物語世界の映像化という点では申し分なかったので、あと一時間くらい余計に時間とって作ったのを観てみたかったな、との感慨を抱きつつ帰途につく。

(2002年1月19日)

北村曉 kits@akatsukinishisu.net