徒書

2004年7月分。


2004年7月12日

逢澤さんが、あるテーマにまつわる短編集短編の投票システムについて比較を述べているのを拝見。

 でも、あるテーマには、そもそも感想を呼び込んでいく仕組みがない。点数付き投票じゃだめなんですよ。コンテストという形式は、感想に締切を設けるといった強制力(書かなきゃと思わせる)があり、感想数によって勝敗が決まるというゲーム性に加え、感想を書くことの効果が見えるという利点があります。

逢澤さんが、「感想を呼び込むシステムとしての、コンテスト形式の効果」という観点で考えているらしいのが興味深いところでした。と言うのも、自分は短編の投票システム(原型はQBOOKSのものですが)については「単なる投票でなく、感想も併記することで、作品への関心、また作品の読解への関心を引き起こし、更なる投票を呼び込む効果がある」と考えていたので。つまり「コンテストのために投票を呼び込むシステムとしての、感想の効果」という逆の観点。

観点は人それぞれであっても、感想とコンテスト(投票)に互いを高めあう相乗効果を持つのであれば、投稿サイト運営者としては有難いところではあります。

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旧作とTrackBackについて。

 ついでに「短編」は、各作品へのトラックバックぐらいは認めた方がいいと思う。作者でもコンテストでもなく、読者へのサービスとして。コンテストに影響があるというなら、締切すぎてから公開するという手もある。旧作をあなどってはいけません。これを見よ→Na灯@blog http://sodiumlamp.org/blog/archives/000077.html

TrackBackを何が何でも認めない、というつもりは無いのです。ただ、単に作品を集めるだけの投稿サイトではなく、「面白い作品を選出して読み手に提供する」ことを目標とするコンテストサイトとしては、TrackBackを導入するならその目標に沿った形で導入したい、と考えているのであって。だからこそTrackBackによる投票という案を考えたりしている訳です。

ときに、TrackBackによる投票というのは認証の点でやや甘いところがあり、通常のTrackBackだと、感想が書かれたページとは関係無い第三者からもping送信が可能になってしまうのでこれではちょっとまずいと思っています。認証で何らかの一工夫がほしいところ(考え中)。

或いは、逢澤さんも書かれているような、コンテスト終了後からTrackBackを受けられるようにする、というのも一つの方法かなと思います。以前にも過去作品オールタイムベスト投票という構想(*)があったりしたので、TrackBackもその一環として導入するのはアリかなと。寧ろ導入のし易さでは「TrackBackによる投票」より容易そうですし。

(*) 去年の1月の時点で「遅くとも次期バトルまでには」とか言っているのが恥ずかしい(未だに導入できてないのに)。

で、「旧作をあなどって」いると思われているとしたらややショックなところでありまして、自分は当然過去作品も重要なコンテンツだと考えてます。なので単に期ごとの作品目次だけでなく、優勝者列伝予選通過者ランキング作者別目次も設け、様々な方向から過去作品を探せるようにしている訳で。

とは言え、これら3つのインデックスが目に付きにくいところにある、というのは改善すべきところではあります。トップページも「過去作品目次」が大きくなり過ぎでもあり、サイト全体の構成改善も今後の課題です。

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ところで、Na灯@blogの市川さんが、「作品見てるとpH調整グラフみたくなってる気もするんだけど」と述べているのは、どういった意味での比喩なのか、もう少し伺ってみたいところです。

(2004年7月13日)


北村曉 kits@akatsukinishisu.net