作品についてのメモ。
注意書き
- 短編第40期の作品について、読んで思ったことなどをメモしています。
- 他の方も書き加えて構いませんが、区別のため行の終わりに「--名前」(匿名の場合には「--匿名」)と書いておいて下さい。
- 万が一のため、自分の書いた文についてはどこかにバックアップを取っておくことをお奨めします。
- 北村の☆基準
メモ
#1 食らう猫 (miwa)
#2 いのち (千葉マキ)
- 意表を突く展開に、さすがだなあ、と思ってしまいました。
- 「皆さん」が健常者だと何故分かるのでしょう。
- 小説書くならおかしな日本語でもそのまま押し通すくらいでないと。
- 「スラム街に額に」が気になる。
- 「男の勢いはものすごかった」という形容がちょっと面白かった。
- 最後でまたよく分からなくなった。
#4 本の番 (八海宵一)
- 見張ってもあまり意味がないような気が。
- どういうシチュエーションでこの話をしてるのだろう。
#6 未来 (逢澤透明)
- ☆☆☆ ジャックのハッタリと「彼」の反論、どちらにも惹かれる。
- 言葉の繰り返しの使いどころがうまい(パッと見では繰り返しと気付かないほどに)。
- ドメイン名もいいなあ。
- ラストの哀しさ(叶わなかった恋だけど、しかし彼には感動を残していたこと)もまたよいです。
- そしてこの作品自体が作中の「私」によって書かれたもの、という合わせ鏡的構造と見ました(そうだといいなあ)。
- ☆☆ 面白いです。
- 凜ちゃんはどうなったのだろう。
#9 三つの願い (朝霧 彰吾)
- ☆ 「……それが、俺」って、自分のこと格好良く描写しすぎでは。
- 「つきまとい。」が気になる。
- 投票を先に見ていたのですが、確かに意外なラストでした。
#10 胡乱妖精 (神藤ナオ)
- お、妖精ものが続くとは。
- なんかいまいちもの足りないような。
- 「まっさらな日」が気になる。
- 「私」は気を回しすぎだと思う。
- 犬はどうしたんだろう。
#12 観察者 (屍)
#13 こだから (瀬川潮)
#14 薔薇 (壱倉)
- ☆☆ こういうタイトルのセンスは結構好きです。
- 続きを読みたい。
- キャラ紹介だけで終わるのはずるいなあ。
- しかしそれはそれでありとも思ったり。
#17 バラ2輪 (しなの)
- バラの続きでしょうか。
- ということは由紀は40歳なんですよね。
- ☆☆☆ やはり前期作品の優勝は早すぎたのではないだろうか。どう見てもこの作品のほうが優れているので。
- いかにもヒモロギさんのフィールドっぽい痛快面白忍者小説と思わせておきながら、この哲学的論理的な結末へと収束させる意外性。逢澤さんの「未来」もそうだが、これこそ文章ならではの(文章でこそ実現できる)エンタテインメントだと思う。
- 苛められ続けながらも妻を愛してその死に落ち込んでいたりしていたのだから、Kさんは十分にMなんじゃないかと思うが、そうではなかったのだろうか。1箇月で心変わりするのはどうも腑に落ちない。
- 朝野さんBBSを受けて。「小説中で、Kが妻を愛しているとは一切書かれていない」というのは同意しますが、自分がこの小説のみを読んだ時点ではそういう解釈しかできなかった、ということです。(訂正しようかと思いましたが、「思ったこと」は事実であり変更できないので、このように補足) --北村
- いやいや大した問題じゃないのでお気になさらずに。マンガのネタにしてしまってすみません。 --朝野
- ☆☆ (読んでる自分も含め)どこまでが現実でどこまでが朗読されている物語なのか、境界が曖昧にさせられるような気持ちを味わいました。
#22 父 (川島ケイ)
#23 初雪 (佐倉 潮)
- 「ひとしお」の使いどころに違和感が。
- 詩のような気がする。
#25 割る (るるるぶ☆どっぐちゃん)
#26 99 (qbc)
- 「彼」は既に無気力になっていたということか。
- しかしそれにしては老人は割と積極的な感じだけど。
#27 イブの夜 (宇加谷 研一郎)
- あれ、またもブックバーの話でしたか。
- あまり解決になっていないような。
#28 歌唄いの詩 (折原 愁)
#29 あの時、僕は (エルグザード)
- 「僕」の考え方がよく分からない。
- 男は死体に気付いていない様子だったのに、なぜ殺したのだろう。
#30 雨天橋 (愛留)
- タイトルがヒントですね。
- ただ、そのような謎を見せたかったのか、作品世界を見せたかったのか、どちらなのかがよく分からずでした。
#31 全身散霊 (くわず)
- ☆☆ うわ、第三者視点だったってことでしょうか? これには裏をかかれました。
- 相変わらず描写がすごいです。
#32 消しゴム (曠野反次郎)
#33 菌類 (朽木花織)
- ☆☆ 二文目のインパクト。
- るるるぶさん作品を思い出させるような展開力。
- 「武者の中に女っていたんかなあ」鋭いツッコミ。
#34 風の男 (P)
- ☆☆☆ 読んで絶句。ものすごくツッコみたい気分なのに言葉が出てこない。
- こういう荒唐無稽世界を真剣に描く系の作品は大好きです。
- 導入が巧いと思いました。1行読み進むたびに「どういう世界なんだろう?」と想像をかきたてられます。
- 結末もまた途方も無い方向に。
他の方の感想