swallowと燕の話

英語の"swallow"には「つばめ」と「のみこむ」という二つの異なる意味があるが、実は漢字にもこれと似た現象がある。口偏に「つばめ」の「嚥」という字には、「のむ」という意味があるのだ。(熟語の例:「嚥下」)

こんな現象が起こった理由は、もしかすると英国と中国の両方で、燕が餌をのみこむ様子が観察されたからではないだろうか? もしそうだとすると、国は違っても人間は同じような事を考えるのだと思えて面白い。

(1997年11月17日)

北村曉 kits@akatsukinishisu.net